ゆるラジ*3「アタシたちだってアイドルに!」/ 3

ゆるラジ3つ目のラストです!


前の話(2話)

最初(1話)


そして、ライブ当日。

舞台裏に集まったアタシたちLuna♧は円陣の掛け声を決めていた。


「普通に、Luna♧行くぞ、おー!って言えば?」


「それだと面白くないし、可愛くもないじゃん?

だから、今日もアタシたちLuna♧は〜、最強〜!とか!」


「おおー、コーレスっぽい!」


「俺は別になんでも…。

長いとちょっと覚えきれなさそう」


「おれも特にこだわりはないので、祐那くんたちで決めてください〜」


「よし、じゃあ先輩じゃんけん!」


「めんどいからそれで」


「え〜」


「ほら、さっさと決めないと時間なくなるぞ。

…ただでさえステージに立つ時間迫ってるのに」


「じゃあアタシの掛け声で行きますよ!

せーのっ!」


『アタシたちLuna♧は〜』


『最強!』


「頑張りましょう!」


「これでやっとレッスン地獄から解放されるな…」


「いやいや先輩、まだこれから本番ですからね?

終わった〜みたいな空気禁止!」


「俺はまあ楽しめればそれでいいかな。

お客さんもいそうだし」


「そう、お客さんたくさんいてびっくりした!

ヒロ君そういうの気にしない人?」


「んー、あんまり?

人に注目されるのは慣れてたし」


「さすが人気包装師…」


「…そんな職業あったか…?」


「ほらほら、先輩までノッてたら時間ほんとになくなりますって!

行きますよ〜」


「いや俺は別に呟いただけ…ってまあ、ほんとに時間なくなりそうだから行くか」


「ファイトオー!」


「……おれ、今になってちょっと緊張してきました…。

織くんたちもいる…ん、ですよね?」


「いると思います!

さっき夏苗くんたちが写真送ってくれてましたし」


「…ってことは、うちのメンバーも勢揃いだな」


「ICEもいるんですよね、LEENEによると」


「その周辺だけ、ざわざわしてませんか…?」


「大丈夫大丈夫、藍くんがきっとなんとかしてくれるって〜」


「まあ信じてやりますか。

…最初の位置は、っと」


各々、会話を終えて立ち位置に着く。

…ちゃんと幕が開くなんていつぶりだっけ。


アタシがLaPin××だった時は大きな会場に行くことはなくて、いつも小さいところで歌って踊って。

だからこそ、お客さんとの距離が近くて、声もよく聞こえて。


アタシがいなくても大丈夫なのかなーなんてグループを抜けることを決めて。

ここまできた。


…でも、正直ノリで決めてたところはあったから、こんなにみんながやってくれるなんて思わなかったな〜。

…多分、最初で最後のLuna♧の瀬野泉祐那。

精一杯楽しむしかないよね♪


「みんな初めまして〜、アタシたちLuna♧でーす♪」


「えー、普段表に立たないので軽く自己紹介だけ。

まずリーダー…に、された柳原冷です」


「相棒の宮園悠希です」


「いつの間に相棒に…?

まあいいや、次」


「八ヶ池ヒロです」


「はい次」


「いやいやせんぱ、リーダー?

ヒロくんの自己紹介もだけどみんな名前だけで…だからね?

ここはもうアタシが見本を見せる!」


「はい、じゃどうぞ」


「Luna♧の可愛い&綺麗担当瀬野泉祐那でーす♪

名前と顔と声とダンスを覚えて帰ってね♪」


「覚えること多…」


「こういうのは言ったもん勝ち!

はい先輩からやり直し!」


「先輩出てるぞ」


「もういいってことで、先輩兼リーダー呼びで!」


「じゃ、Luna♧の…えー、なんか隣からめちゃくちゃカンペ出てる…。

無気力リーダー柳原冷です。

好きなものはアイス…アイスまでカンペいらないだろ。

よろしく」


「あ、次俺?

Luna♧の無気力2号…八ヶ池ヒロ。

蕎麦のことなら任せろ。

よろしく」


「蕎麦がアピールポイントなアイドル…」


「あ、次がおれですね。

Luna♧の天然&癒し担当宮園悠希です。

好きなものはわたあめ。

ふわふわ頑張りまーす」


「そのまま飛んでいきそう」


「冷先輩、あと1人なんで合間合間に感想入れるの後にしてもらえます?」


「つい出ちゃうから気にしない方向で」


「……努力しまーす。

ってことでラストはちっちゃくて可愛いこの人!」


「ついに司会っぽくなり始めた。

もう祐那リーダーで良くない?」


「えーっと?

ちっちゃくても元気!

踊れる虎っ子虎吉晴でーす!

得意なダンスをみんなに見て欲しいからソロがあります、よろしく!」


「ソロ…?」


「あ、冷先輩にはまだ見せてないところです」


「俺だけ知らないとかある…?

一応リーダーなのに…??」


「ってことでこの5人、Luna♧をよろしくお願いしま〜す♪

はい、曲紹介リーダー♪」


「急に振られた。

えー、2曲あるんですけど、一曲目は『colorful・grow』。

作曲がAquICE作曲陣です」


と、先輩が言ったところ、とある場所をちらちら見る人が増えた気がする。

…気のせいだと思いたいなー…なんて。


「で、次の曲…は、また『colorful・grow』が終わってから紹介します。

…っと、じゃあ曲スタート!」


これ以上ないほど雑に曲を振って、流れ出すイントロ。

この曲、歌い出しはアタシからだったんだよね。


「『きみの隣傘の距離だけ』」


「『もう少しもうちょっと』」


「『近づきたくなるけど理由がなくて』」


〜♪


この曲は、片想いの女の子目線の曲、って竜くん浅葱くん空くんに聞いた時。

ああ、最初を歌いたいなーって思ったっけ。

実際歌ってみてもアタシが歌い出しの方がしっくりきた気がして。

…LaPin××じゃ歌わないこの曲が、曲調がアタシたちの曲で嬉しかったのを思い出す。


「『急に背伸びをして』」


「『きみと並びたいなんて』」


「『思ってみたけれど』」


「『なぜか』」


「『どこかぎこちない』」


「『やっぱりもう少しだけ待っててね』」


〜♪


一曲目がなんとか終わって、次の曲に行く間。

ちらっと後ろと横を見てみる。


先輩…特に柳原先輩がめちゃくちゃ辛そうで、ヒロくんと晴くんはうん、いつも通りかな?

悠希先輩はアタシに気づいてアイコンタクトをしてくれる。

…さっすが〜…。


「じゃ、次の曲!

アタシたちは臨時っていうか、限定ユニットなので、次で最後の曲になりまーす!」


そう言うと、ちょっと残念そうな声があちこちから聞こえてくる。

…って、1番残念そうなの夏苗くんだ…?!


「人気だったらね、もしかしたらまたステージに立つかもしれないのでお楽しみに〜♪」


「えっと、次の曲はs☆eの作曲メンバーから曲をもらいました。

タイトルは…」


「『ハナヒメ』。

ひかるくん、織くんと夏苗くんが頑張ってくれました!」


「で、衣装は…」


「なんと、escalierの由くんが作ってくれてまーす♪

ほらほらみんなくるっと回って♪」


くるくる、とほんとに言われた通りに回る柳原先輩。

慣れてきたのは良いけどそれだと衣装見えてないし目が回るんじゃ…?

と、思っていたらぴたっと止まってくらくらしてるみたいで。


「…先輩、さすがにそれはちょっと」


「いや、うん俺も違うなと思った」


「じゃあ、みんなでくるっと一周回りますか?」


「回ろう回ろう!

ボクここから〜」


「いや、晴くんみんなで一周回って歩くわけじゃないと思う」


「そうなの?」


「そうそう、その場でくるっと!

あ、でも先輩みたいに何度か回るとくらくらするからね?」


「分かってるからそれ以上言うな」


「はーい♪

じゃあ、衣装見せ会開始!」


なんだかんだでちゃんと順番で衣装を見せるLuna♧のみんな。

…うん、晴くん以外…?

1人だけ回るんじゃなくて飛んで跳ねてるような…。

まあ、衣装は前も後ろも横も十分見えたしいいかな。


「ってそうだ、リーダーこっち来て〜」


「…?」


「まだ曲1つ残ってるけど、あれやっちゃおう!」


「じゃ、俺持って来ます」


「ボクも手伝う〜」


「じゃあ、おれは説明係やりますね!」


「ああ、よろしく」


「えーっと、リーダーが決まった時に色々話をしたのは覚えてます?

レッスンについてとか」


「覚えてる」


「そこで、ちょっと冷さんだけ買い出しに行ってもらった時に…」


「…ああ、あの謎の買い出し…。

aquaのユニット名決めを思い出したな」


「おれたちでちょっとしたサプライズを考えたんです!」


「…サプライズ?」


…と、そのタイミングでちょうどヒロくんと晴くんが戻って来た。

手には小さな花束…と。


「じゃーん、先輩…リーダーへボクたちからのサプライズです!」


「あ、じゃあ俺読みます」


「…メッセージカード…?」


晴くんからヒロくんへ渡ったメッセージカード…と、言うより色紙レベルの大きさの紙。

まあ、アタシたちからのメッセージなんだけど。


「…最初が祐那くんだ。

『先輩へ!

いつもアタシたちのリーダーとして頑張ってくれてありがとうございます!

ライブも大成功でお祝いのお肉も美味しくて…』

「ちょっと待った」」


「…?」


「いや、ライブは真っ最中だしお祝いも何も決めてないしな?」


「どっちも先に言っておけば叶うんですよ!」


「お祝いは割り勘で?」


「そこはリーダーとして!」


「奢りません」


「じゃあうちのメンバー全員連れて1番高いお店に…」


「ますます奢れなく…いや奢らないからな?

行くにしてももうちょっと行きやすいところで…」


と、言いかけた先輩がちらっとお客さんの方を見る。

…あの位置は…。


「そこの隠れてる甘いもの好き。

…ケーキ食べ放題のお店ってボード出すな」


ちらっと先輩が見てるところを見ると、ちょっと拗ねた顔の甘いもの好きさんがボードを下ろしていた。

…いつの間に用意したんだろう…。


「じゃあ、続き読みますね。

『とにかく最高なライブでした!

これからもよろしくお願いします!

祐那♪』」


「だからライブを終わらせるなよ」


「次が…俺です。

『先輩へ。

ライブお疲れ様でした』「だから終わってないからな?」」


「……」


「まさかヒロまでそう書くとは思わなかった」


「祐那くんたちからライブ後に渡すって聞いてたので」


「じゃ、祐那のせいにしとこう」


「なんでアタシなんですか?!」


「どう聞いても祐那が1番の原因だろ。

はい、続き」


「『これからも頼れるリーダーとしてよろしくお願いします。

あとお肉は美味しかったです?』」


「祐那」


「ヒロくんお肉の話しなくてもってアタシ言ったよね…?」


「その時ちょうど晴くんが…」


「よし、追加」


「追加されたっ!」


「いやなんで喜ぶ」


「えーっと、じゃあ次へどうぞ…!」


「はい。

悠希先輩のですね。

『リーダー、お疲れ様でした。

ライブも、きっとお客さんもおれたちも楽しんで最高のものになったと思います!

これからもきっとおれたちがステージに立つことがあると思うので、その時はぜひリーダーを続けてください。

悠希』」


「…まともに全部読まれたの初じゃないですか?」


「祐那やら晴やらが変なことを吹き込んでないからな。

あと悠希、次があったらリーダーに指名するから」


「えっ困ります、おれにはリーダーを支える副リーダーの役目が…」


「いやないだろ」


「ってことで、はい最後!

晴くん…のは長そうだから略で…」


「いや、ボクのもちゃんと読んでくれるはず!

ヒロ君なら!」


「えーっと…最初と最後で」


「…くっ……」


「ちなみにどこからどこまでが晴?」


「ここ(2段目半ば)からここ(6段目…を超えて手紙の縁ギリギリ)までです」


「じゃ、最初だけで」


「えっ」


「じゃあ…。

『柳原先輩!いやリーダー!

お疲れ様でした!!!!』

終わりです」


「じゃ、次の曲〜…」


「ちゃんと後で最後まで読んでくださいね!

ボクの愛がこもってるので!!」


「気が向いたらな」


「じゃあヒロくん、その手紙を花束に挟んで!」


「はい」


ヒロくんから手紙を挟んだ花束を受け取った晴くんが柳原先輩の所へ行って。

……手がすごい震えてる。


「アタシやろうか?」


「頑張る、頑張ります…!

ボクの一世一代の大仕事…」


「絶対ダンサー時代の方が一世一代の仕事あっただろ…」


「とにかく、先輩覚悟!」


「えっなに俺斬られるの?」


「間違えた、いつもありがとうございます!

最後の曲も、よろしくお願いします!」


そんな間違え方、普通しないと思う…けど、まあちゃんと花束をあえて空けておいたところにつけてるからまあ…。


「あー、だからここなんか空いてたのか」


「あ、気づきました?」


「まあ、そりゃな?

他のメンバーのところには何かしらあるわけだし」


「そう、そこはアタシたちが由くんに頼んだんです!」


「なるほど」


「ってことで、その花をできるだけ散らさないように踊ってくださいね!」


「えっ」


「じゃあ、Luna♧で最後の曲!

『ハナヒメ』!」


〜♪


ちょっと…どころじゃない不満そうな顔の先輩をセンターに、先輩が目立つような並びで始まるこの曲。

…いや、先輩が不満そうな顔なのはさっきのアタシの言葉が原因なだけでほんとは穏やかーな顔をして欲しかったけど、まあ。


そんな感じで始まった『ハナヒメ』は、stair☆sが作るにしては優しくて、夏苗くんが作るには静かな曲。

まあ、間に今まで作ったことがないような曲にしよう!って張り切ってるひかるくんがいるからかもしれないけど。


先輩を囲うように並んだところから、アタシたちがくるくると順番を変えて、落ちていく花のような動きで先輩だけを光の中に残す。


そうして、イントロが終わる頃、ゆっくり先輩が動き出す。


「『春に咲いた歌の花』」


「『流れ着いたその場所で』」


「『静かに笑うように』」


〜♪


全体的にゆっくりなこの曲は、踊るのも大変で。

まずゆっくりした動きで合わせるのが大変。

次に、歌いながら座るのも大変。

…なんて、真ん中の柳原先輩がひたすら言っていたのを思い出す。

…そして、それと同時に様子を見に来た織くんがこれで大丈夫なの…?って何度呟いたかもわからないっていうのを思い出して。


よく、ここまで来たなぁなんてちょっと泣きそうになりながら、先輩と手を合わせて踊る振り。

ここ、先輩がいつもタイミングずれちゃって成功したの1回とかだったんだけど、なんとか成功して。


この曲と、ライブの終わりが近づいてくる。

これで、終わってしまう。

…終わって欲しくないな。


「Luna♧で、『ハナヒメ』でした!」


踊り切って、歌い切ってそう言うと、大きな拍手と歓声が聞こえてくる。

1番大きいのはきっと、AquICEとs☆eのメンバー。

…アタシたち、愛されてる〜♪


「ってことでリーダーからひとこと!

はい!」


「…振りが雑…。

…えー、とりあえず、ご来場いただきありがとうございます。

俺たちは普段表に立たないんですけど、これだけの人が集まってくれて、飛んで跳ねても許してくれるのがすごいなって。

このメンバーでここに立てて、嬉しかったです。

ありがとうございました」


「さすがリーダー♪」


「はい、じゃ、次祐那」


「はーい♪

改めまして、Luna♧の可愛い&綺麗担当祐那でーす♪

みんな、楽しんでくれたかな?

あはは、ペンライトありがとう〜♪

アタシの色はピンク…か、赤!

いつかソロ曲があったら真っ赤に染めてくださーい♪

今日は素敵な時間をありがとうございました♪」


「ペンラの色なんてあったのか…」


「いやリーダー…?

あ、ちなみにリーダーはグレー、灰色です!

ペンラがめんどくさいやつ!」


「めんどくさいとか言うな…ってちゃんと灰色の人いるんだな…」


「あれは大ファンだね、おめでとう!」


「ありがとう?

んじゃ、とりあえず次晴!」


「はーい、ダンス担当晴でーす!

今日はめちゃくちゃ楽しかったです!

いつも踊ってるけどあんまり歌わないので、滅多にない機会で…ボクが歌うのはレアです!レア!

しかも憧れの先輩と同じユニットで…。

…泣いて良いですか」


「5秒で泣き止んで」


「それ泣けないやつ!

…えー、うん、ものすっごく、楽しかったです!

またあれば参加したいくらい!

っていうか呼んでね、祐那くん!」


「絶対呼ぶからね♪」


「はい、じゃあ次も参加で…!

あ、先輩も!参加で!!」


「はいはい、次があったらな」


「ほんとに、ありがとうございました!

またどこかで会えたら、その時はよろしくお願いします!

晴でした!」


「じゃ、次ヒロ」


「はい。

…えーっと、ありがとうございました。

歌うのも踊るのも俺は初めてに近かったんですけど、楽しいって思えて。

祐那くんがまた何か始めたなって思ってたら巻き込まれた形だったんですけど巻き込まれてよかったです。

また、次があったらもう少し歌えるように、踊れるようになりたいなと思ってます」


「じゃあ次も一緒にレッスンしようね、ヒロくん…!」


「ああ。

…えっと、今日はほんとにありがとうございました。

気をつけて帰ってください」


「早い早い、まだ悠希残ってるからな?」


「…えーっと、じゃあ悠希先輩の挨拶の後にまた言います」


「そうしてくれ。

…ってことで大トリどうぞ」


「…そう言われると緊張するんですけど…。

悠希です、みなさん初めまして。

そして、来てくださってありがとうございます。

おれたちはまだまだ始まったばかり、大きな夢を追いかけていきます」


「大きな夢…?」


「これからも、成長していくおれたちLuna♧をよろしくお願いします!」


「これからも…?」


「先輩ちょっと静かに」


「…いや、だって俺たち期間限定ユニット…ってまさか?」


「…なんと、おれたちは来月のAquICEとs☆eの合同ライブにちょこっとお邪魔します!」


「お邪魔するなよ…?!」


「悠希先輩お知らせが早い…」


「楽しみにしててくださいね!」


「ちなみにそれっていつから決まって」


「詳細はホームページにて!

このライブが終わってから更新されます!」


「誰も聞いてくれないな…?」


「あ、ちなみにこの話はアタシたちもちゃんと聞くの初めてです」


「えっ」


「今度のは本当に先輩の独断というか、茶目っ気…?」


「そんな茶目っ気絶対いらなかっただろ」


「まあまあ、またこの衣装着れるってことで♪」


「……まあ」


「よし!」


「今よしって言ったな?」


「さてじゃあ終わりにしましょう!」


「……。

ま、終わりにしないと次が始まらないしな」


「ってことで、ちゃんと終わります!

次の情報も出たことだし、また会えるので♪」


「次もお楽しみに!」


「…本日はご来場、ありがとうございました。

また会えるときを楽しみに待ってます」


「せーのっ!」


「Luna♧でした!」


パチパチ……


たくさんの拍手に包まれて、アタシたちのライブは無事終わったのだった。

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